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遺伝子組み換え技術とゲノム編集技術

遺伝子組み換え技術とゲノム編集技術について解説したいと思います。ぼくは大学時代に、生物の研究をしていたので、生物に関する記事も書いていきたいと思います。

 

ゼロ知識でも、分かりやすいものを目指しますが、分からないことがあれば質問してください。

【目次】

 

遺伝子組み換え技術


遺伝子組み換え技術とはゲノムの中に、人工的に遺伝子を導入することで、ある目的のたんぱく質を生物の体内で作成させ、目的の特性を付与させる技術です。

 

1980年代に技術として確立され、1990年代に遺伝子組み換え技術によって作られた作物が商品化されました。

 

メリット
  • 交配による、特性の付与よりも、効率が高い。(100倍以上は高い)
  • 導入した遺伝子がどこに導入されたかは、後で調べることができる。

 

デメリット
  • 導入した遺伝子がどこに導入されるかはわからない。
  • 安全性評価に多額のコストがかかる。

 

ゲノム編集技術とは


ゲノム上にある遺伝子の機能を狙って不全化させることが出来る技術です。


たとえば、イネの味を悪くする遺伝子が分かっているとしたら、それを狙い撃ち、その遺伝子の機能を不全化させることができます。

 

昔から、基礎研究は行われていたが、2010年代から、特に応用研究が行われだした。まだ、ゲノム編集技術によって作られた作物は商品化されてはいない。

 

メリット
  • 安全性評価試験をせずに済む。(自然界で生じる突然変異を、高効率で再現しているため、自然に存在するものと安全性は同じであると考えられるため。)

 

デメリット
  • すべての作物に対して応用できているわけではない。(これからの研究の進歩による)

 

補足説明

遺伝子組み換え技術とゲノム編集技術について詳しく知りたい場合は、以下の説明をご覧ください。

 

遺伝子は、たんぱく質の設計図です。

 

たんぱく質には、酵素細胞骨格たんぱく質、コラーゲン、ホルモンを含みます。

 

酵素は様々な物質の代謝を担い、ホルモンは各器官の情報伝達を担い、細胞骨格たんぱく質は細胞内の骨格を形成し、コラーゲンは真皮、靭帯、腱、骨、軟骨を構成しています。

 

それぞれのたんぱく質に関する設計図が書かれているのが、遺伝子です。

 

ヒトでは、その遺伝子がゲノム上に約2万個存在すると言われています。

 

この遺伝子をゲノムに導入することで、目的の特性を付与することが可能です。

 

ゲノムは、DNA(デオキシリボ核酸)によって構成されています。

デオキシリボ核酸とは、デオキシリボース、リン酸、塩基から構成される核酸です。

 

ゲノムは、このDNAが60億個連なった非常に長い、鎖状の物質です。

 

遺伝子の情報として重要なのが、DNAの塩基です。この塩基は、DNAには4種類存在します。アデニン、チミン、シトシン、グアニンで、それぞれ頭文字をとって、A、T、C、Gとあらわされます。

 

遺伝子はこの4種類の塩基の配列の並び方に意味を持っており、ある配列の並び方ではある物質が作られるというように決まっています。

 

すでに、人間のゲノムの塩基配列は、すでに解読されています。

 

導入したい遺伝子の塩基配列も、解読したものしか使いません。

 

 

以上です。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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